ビギナー様必読事項：緊急時のスキル

１．
強風時、風下側の浅瀬（水深1メートル以下又は岸より30Ｍ未満）には近寄らない事がとても大切です。例え岸より100Ｍ離れておられても、強風時は一瞬で岸迄流されます。一旦岸に打ち上げられたボートは、人力ではどうにもなりません。この様な状況は琵琶湖の南湖の岸側のどこでも起こり得る最悪の状況です。しかし頭の中でこの状況をイメージし対処法を考えているだけで、パニックにならないで落ち着いて対処して頂けると思います。
対処法：先ず無理にボートを沖に出そうとせず、無理に道具を回収しようとせず、操船者及び同船者の全員が岸に避難する事です。ですから貴重品（財布・鍵・身分証明書）は身体に保持して頂く事を推奨いたします。

２．
落水時、バランスを崩して水面に落下した場合は、直ちにエンジンを切る事が大切です。（落水者をプロペラで怪我させないために）落水者とボートが離れてしまった場合は、落水者とボートの距離を把握したうえでエンジンをかけて、風下・船首からゆっくり落水者に近寄り惰力・風を計算し早めにエンジンを切ります。（絶対に後進で落水者に近寄らない事）落水者はエンジンが止まっている事を確認してから船の後方に回りエンジン・トランサム・キャビテーションプレートに足をかければ簡単にボートの上に上がれます。（注意点はプロペラで足等を怪我しないようにしてください。）この状況も起こり得るトラブルの一つですが、頭の中でイメージし対処法を考えるだけでパニックは防げます。（パニックにおける二次災害防止の為）

※昨今2馬力（免許不要艇）＝船舶法令・ルール・危機管理・他を知らずに船舶を運転できる時代になりましたが、当店では上記2点の重要事項を中心にお客様に的確なアドバイスをさせて頂き安全なボートライフをサポートさせて頂きますのでご協力の程お願いいたします。
（店長）